2005-03-31

クレプスキュール

甲府市山宮にあったレストラン「クレプスキュール」が焼失した。

山梨にかえって来てから、「評判」ばかりを耳にして、いつか行こうと思いながら行けずに終わってしまった。ケガ人がいなかったのが不幸中の幸い。。。

お店のHPを見ていて、改めてその立地による景色の美しさに感心する。
しかし、火事の収まりが悪かったのは、高台にあるという立地が原因だろうから皮肉ではあるけれど。。
オーナーはまだ次のことを考えられる余裕はないと思うけど、できれば再開して欲しい。

もう20年も前に、清里にあったレストランでアルバイトをしていたことがある。

このレストランは、オーナーの意向でかなり前に閉店してしまっているけれど、今回の火事を知って閉店した時のことを思い出した。
その店は、当時働いていた僕にとって、一種独特な大人の世界を感じさせてくれる場所であった。
1984年前後、世の中はバブルを迎え、様々な形のレストランが出てきていた。
このお店は、清里にあっても、きちんとしたフレンチを提供する店として、当時の趣味のいいリッチと呼ばれている人たちが沢山利用していた。
このお店で働いていたとき、お客様を見て、「今まで会ったことが無い人たち」の話し方や雰囲気に驚き、シェフたちが作り出す料理によって、「美味しいというのはこういうこと」という感じ方を教えてもらった。

今回、残念にも焼失してしまったクレプスキュールも、働いていてそういった思い出を感じる「場所」を提供された人たちが沢山いたことだと思う。
そして、訪れたお客様の中にも、料理だけではなく、そこで交わされた会話や想いを感じる場所になっている人たちが沢山いることと思う。
僕の想像を超えたところにある感情を抱いている人たちだっているだろう。

「場所」が無くなってしまうのは、とても悲しいことだと思う。
でも、そこで教わったものや感じたものは、無くそうと思っても無くなりはしない。

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