2006-07-16

経営者とフリーランサーの孤独と悲しみ

久しぶりに8時間眠れた曇り空の朝。
ボンヤリした頭の中に、以前クライアントと食事をしながら話し、そしてその場で共感したことが突然頭を巡る。

ディテールは割愛するが、「誰かにこんな風に食事に誘われ、ゆったり過ごせたことが嬉しい」と言われた。この言葉の真意は「自分が頑張っていたことに対して、やっと褒めてもらえた気がするから」ということだった。アレンジした者としては、嬉しい言葉だ。

よく言われるが、経営者やフリーランサーは「孤独」だ。間違いないと思う。
その孤独の元は、おそらく、「頑張ったことの評価者」がいないことだと思う。これは、残念ながら「家族」ではできない。いわゆる「真面目な」経営者やフリーランサーほど「公私の区別」という壁の中でその傾向が大きい。
それは多くの経営者やフリーランサーを見ていて気づく。

「上手くできて当たり前」。これが彼らを呪縛する言葉だ。

一つの仕事に対して、その仕事を説明無く理解してくれる人の評価が必要なのだ。だから、企業や組織の中で、良い上司に恵まれることが仕事へのモチベーションに直結するのだと思う。
「お金」だけじゃないのだ。
これを持つことが組織上不可能な経営者であったりフリーランサーが、「数字=お金」という評価軸だけに拠り所を求める例が多いのも、良いか悪いかを別に、理解できる。わかりやすく、そして、他人が寄って気安い評価軸だから。
そう思うと、人生のmentor(良き師)、拠り所となる宗教や占い師、あるいはセラピストを求める姿を「どうして、あの人に?」と笑うことなど出来ない。

仕事にかかわるストレスなどの解消方法は、友人との会話であったり旅行であったり、人それぞれだ。
でも、それはストレスの解消であって、「褒めてもらえる(場合によっては叱ってもらえる)」という達成感と満足感が無い。
そこに「お世辞の言葉」での評価なんかはいらない。

それが孤独と悲しみの根源。
もしかしたらその仮想的な評価者が、「守秘義務の中で全てを聞いてしまう」僕らの仕事なのかもしれない。

Who watches my back?

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