2007-04-06

ちょっといい話。

ちょっといい話だなぁと思ったので、消えてしまう前に、引用させてもらいました。

水曜どうでしょう 公式HP 4月5日(木)本日の日記 著者 嬉野雅道さん

2007年4月5日(木)

嬉野です。

横断歩道のマークってありますよね。
最近は、そんなに見なくなってきたけど、
子供が二人並んでるシルエットのやつ。

ほら、左側に学帽被ってほんの少しだけ背が高い男の子がいて、
右側に女の子がいる。
男の子の前に女の子がいる感じで二人は立ってて、
で、よく見ると男の子は右側の女の子の腕を後から掴んでるのよね。

多分二人は兄弟なんでしょうね。
お兄ちゃんと妹ということなんだと思うね。

お兄ちゃんは、妹の安全をお母さんに任されたことに責任を感じてるんだね。
だから妹と一緒の学校の行き帰りは気が気じゃない。
だって常に気を張ってなきゃいけないから。

妹は、そんな兄ちゃんの苦労なんか見えないし、小学校に入学したばかりで、世間には目新しい物がいっぱいで、なんにでも興味があるし、はしゃぎたいし、とにかく走り出したくてしょうがない。

だからね、
右側の男の子は、左側のちっちゃな女の子が不意に道路に飛び出さないようにその腕を掴んでる。

いつごろデザインされたものだか知りませんけどね、
そのころの日本の子供たちのイメージが反映されてるんだろうと思います。

「子供ってこんな感じですよね」
「そうそう、こんな感じ」

デザインした人もそれを見る人も、ほとんどの人がそう共通して思えたある時代の子供たちのイメージがあそこにはある。

「あんたはお兄ちゃんなんだからね」

ほんの少しだけ先に生まれたばっかりに、
お兄ちゃんと呼ばれるようになっちゃって、
それまでの我がまま勝手にしていた子供の立場を追い立てられてね、ほんとはもっとお母さんに甘えてたかったのにさ、
その辺のことは「お兄ちゃんなんだから」の一言で我慢させられて、健気(けなげ)に妹の面倒を見てる男の子の張り詰めた心が見え隠れしてね、私の胸は打たれるわけです。

兄ちゃんは、能力以上の責任をおわされてるんだよね。
だって妹とは二つくらいしか違わないのだから。
泣きたいのかもしれない。
きついよーって。
でも兄ちゃんは我慢してる。
自分がくじけちゃいけないんだと自分に言い聞かせて必死で我慢してる。

なんで我慢してるのか。

多分、お母さんに好かれたいからなんだと思う。
好かれたいから、一所懸命我慢して、
いつかお母さんに褒めてもらいたくて我慢してるんだと思うね。

好かれたいと思うことって、大事なことかもしれないですよね。
だって、人と人とのコミュニュケーションの始まりって、
そこにしかないもんね。

「あの人に好かれたいな」と思える人がいっぱいいる人って、
きっと幸せな人なんだと思うね。

ところで、ドイツに行った時ね、
やっぱり横断歩道のマークは子供でね、
やっぱり兄弟っぽかったのよね。

でも日本と違って、ドイツの横断歩道のデザインに反映された子供は元気いっぱいだったね。

元気なおさげのお姉ちゃんが、小さな弟の手を力強く引っ張って、大またでキビキビ歩いてる絵だったね。

あれ好かったね。
ドイツじゃ女の子が仕切ってるのかぁと思ったね。

きっとね、
世界中の横断歩道のマークを全部集めたら、
そこからいろんなことが見えてきて、
きっと楽しいだろうなぁと思いましたよ。

共通したテーマから違いが見えてくるって楽しいものね。

じゃ、また明日。

奥さん、風邪が流行ってますから気をつけるのよ。
子供からうつされるとひどい風邪になりますからねー!

つーことで解散!

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