2009-10-12

2030年

10月2日、渋谷にて職業様々な4人が長い時間未来の姿について語り合ったときのこと。

今後20年間の自分たち。
なぜ20年かといえば、そこにいた人たちの年齢から考え、10年後は50歳後半、20年後は60歳後半となり、おそらく最初の十年は現在と同じように変化を吸収できたとしても、その後の10年は過去50年分の蓄積の応用としての対応となると思えたから。

現代に生きるということは、20年前に比べて個々の生活自体が社会から受ける影響が一層大きいはずだ。
そう考えたときに、今後20年間の自分たちを考えるということは、今後20年間の社会の変貌を想像するのと同じなのではないかと思った。


さて、先日10月7日の朝日新聞の夕刊の記事「窓 論説委員室から」に「2030年の経済」という記事が掲載されていたので、参考と備忘録として引用
「窓 論説委員室から 2030年の経済 川戸和史」(敬称略)
リーマン・ショック以来の世界経済危機で何かと引き合いに出される経済学者といえば、ケインズ。政府による需要創出の意義を理論化した人物として復活を遂げた。次に不況脱出の成長戦略の鍵は技術革新が握るということで、シュンペーターも人後に落ちない。
ケインズの主著「雇用・利子及び貨幣の一般理論」とシュンペーターの「経済発展の理論」を翻訳した一橋大名誉教授の塩野谷祐一さん(77)に二人の今日的な意味を尋ねた。返ってきたのは、意表をつく答えだった。
「経済は世の中の一側面でしかなく、人間が追求すべき価値も、関心を持つ領域もはるかに広がった。産業革命が起きてから250年の経済発展の時代が過ぎた。そろそろ、人間は経済の次の目標を見いだす時代に入るだろう、と2人ともいうんじゃないかな」
ケインズは1930年に「100年後には経済問題は克服され、経済学者の仕事は歯医者と同じようになる」と書いた。シュンペーターは資本主義は成功故に衰退すると「資本主義・社会主義・民主主義」で予言した。世の中で最も創造的で魅力的な人たちの活動の主舞台が経済から別の領域に移る、とも。
塩野谷さんはこうも言った。「正義、卓越、徳という価値が大事になり、人々がそれらの資質を高めるために資源を有効に使うことが課題になる。長い目で見れば、今がそういう時代への転機だ、というだろう」

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